顔の印象を大きく左右する「骨格」。その骨格を活かしながら立体感を演出する技術、それがコントゥアリングです。メイクの中でも特に難しいと感じる方も多いコントゥアリングですが、ポイントを押さえれば誰でも自然で美しい小顔メイクを作ることができます。本記事では、骨格の特徴を理解したうえで、光と影を使い分けるテクニックを詳しく解説します。立体感のある顔立ちへと導くメイクアップ術をぜひマスターしてください。
コントゥアリングとは何か
コントゥアリングは、顔の輪郭やパーツの陰影を調整して、立体感やバランスを整えるメイク技法のひとつです。ハイライトで光を集め、シェーディングで影をつくることで、骨の高い部分や凹凸を強調・補正しやすくなります。
ポイントは「光と影のメリハリ」
骨格の高い部分や出っ張っているところに光を当てて明るく見せ、一方で引っ込んでいる部分や調整したい箇所は影をつくることで引き締める。このメリハリが立体感を際立たせ、小顔効果を生み出します。
ただしやりすぎると不自然になりやすいので、自分の顔の特長を正しく理解することが不可欠です。
次は、骨格別に効果的なコントゥアリング方法をご紹介します。
骨格タイプ別のコントゥアリング術

一人ひとりの骨格は異なり、それぞれの顔立ちに合わせたアプローチが効果的です。ここでは主に3つのタイプに分けて解説します。
1. 丸顔タイプ
丸顔の方は顔に丸みがあり、フェイスラインが柔らかく見えます。コントゥアリングのポイントは顔をシャープに見せること。
シェーディングは顔の両サイド、特に頬骨の下からエラ部分にかけて入れます。そうすることで顔が縦長に見え、引き締まった印象に。ハイライトは額の中心や鼻筋、あご先に入れて顔の中心を明るくし、立体感を強調しましょう。
2. 面長タイプ
縦に長い顔立ちが特徴的な面長タイプには、縦ラインを強調しすぎないように横に広がりを持たせることが大切です。
シェーディングは顔の縦長を抑えるため額の生え際とあご先に入れて、フェイスラインの長さを調整します。ハイライトは頬骨の高い位置や目の下の頬骨中央に乗せ、横幅を強調するイメージで。そうすることでバランスが良く、自然な小顔効果が期待できます。
3. ベース型(エラ張り)タイプ
エラが張っているベース型の方は、角ばった印象を緩和することがポイント。
シェーディングはエラ部分を中心に幅広く入れることで、輪郭を細く見せる効果があります。加えて、額の両サイドにも軽く影を入れて顔の横幅をバランス良く整えましょう。ハイライトは鼻筋やあご先、Tゾーンに入れて立体感と明るさをプラスします。
おすすめアイテムと道具選び
コントゥアリングの仕上がりを左右するのがアイテム選びや使いやすい道具のセレクトです。
シェーディングアイテムの種類
パウダータイプはナチュラルにぼかしやすいのが特徴。特にメイク初心者におすすめです。一方でクリームタイプは密着度が高く、しっかり発色します。使い方によってはメリハリのある印象になりやすいので、細かく調整したい方には適しています。
ハイライトアイテムの特徴
パール感のあるものを選ぶと上品なツヤが出せます。乾燥肌の方はクリームタイプのハイライトを選ぶと肌によくなじみます。
ブラシやスポンジのポイント
シェーディングにはふんわりとぼかせる大きめのブラシ、ハイライトには小回りが利く細身のブラシがあると便利です。丁寧に馴染ませることで、メイクの境界線を自然に仕上げましょう。
実践テクニック:光と影の入れ方
ベースメイクが完成したら、いよいよコントゥアリングに入ります。光と影を入れる位置や塗り方を具体的に解説します。
シェーディング(影)の入れ方
骨格や顔の凹みに合わせて影をつくります。基本的には顔の外側に向けてブラシで入れていくと自然です。濃く入れ過ぎないよう、少しずつ重ねて調整するのがコツ。
ハイライト(光)の入れ方
鼻筋や頬骨の高い部分、眉の下、小鼻の脇、あご先などに光を足します。パールやツヤのあるハイライトを使用し、ブラシや指で優しくのせることで立体感が生まれます。
ぼかしの重要性
コントゥアリングで最も大切なのが「ぼかし」です。境目がハッキリするとメイクが浮いてしまうので、ブラシやスポンジで丁寧に馴染ませましょう。肌との一体感が生まれ、自然な影と光になります。
失敗しないための注意点とポイント

初心者にありがちな失敗や仕上がりをさらに良くするためのポイントをご紹介します。
カラー選びは肌色に合ったものを
シェーディングは肌よりワントーン~ツートーン暗めを選ぶと自然に影がつけられます。明るすぎるものは白浮きしやすいので避けましょう。
陰影を強調しすぎない
不自然な仕上がりになる最大の原因は、影の入れすぎや境界線のはっきりしすぎです。薄く塗り重ねる感覚で行い、馴染ませを十分に行いましょう。
骨格の理解は必須
自分の顔の骨格がわかっていないままテクニックを真似すると効果が出ません。鏡を使い、顔の凹凸をしっかり観察してから行うことが成功のカギです。
まとめ
コントゥアリングは骨格を活かしながら光と影を巧みに操り、立体感のある小顔メイクを作る大切な技術です。丸顔、面長、ベース型といった骨格タイプに合わせてシェーディングとハイライトの入れ方を変えることで、自然な仕上がりが実現します。
道具やカラー選び、ぼかしの技術など細部にこだわることで、より美しい立体感を引き出せるでしょう。日々のメイクに取り入れて、自信の持てる顔立ちづくりを楽しんでください。
当社、株式会社IMYはまつ毛の美しさを引き出すスキンケア製品「LaeD+レディプラ」を取り扱っております。ヒトプラセンタ幹細胞順化培養液やグロースファクター、エクソソームを配合したまつ毛美容液は、まつ毛の健康を内側からサポートし、目元の美しさを格上げします。コントゥアリングで引き立てた立体感のあるメイクを、強く美しいまつ毛でさらに魅力的に仕上げてみてはいかがでしょうか。ぜひお試しください。
