マスク生活が長く続く中で、メイクの崩れや肌の乾燥に悩む方が増えています。特に湿気と乾燥が交互に訪れる時期は、ベースメイクをどのように仕上げるかが美しい肌作りの鍵となります。今回は、マスクをしても崩れにくく、湿気と乾燥の両方に負けない最強のベースメイクの作り方を詳しくご紹介します。これで毎日のメイクがぐっと楽になり、快適で美しい肌を長時間キープできますよ。
ベースメイクが崩れる原因とは?
まずは、なぜマスクをしているとメイクが崩れやすいのか、その理由を知ることから始めましょう。
湿気によるメイク崩れ
マスクの内側は呼気による湿気で蒸れやすく、その蒸気がメイクに影響を与え、べたつきやよれの原因となります。とくにファンデーションが汗や皮脂と混ざることでヨレやすくなります。
また、マスクのこすれや摩擦もメイク持ちを悪くする要因です。
乾燥による肌のダメージ
逆に、エアコンや外気の乾燥により肌の水分が奪われると、ファンデーションの密着が悪くなり、ひび割れや粉吹きの原因になります。
乾燥から守るためには、肌の潤いをしっかりとキープしつつ、外部刺激を防ぐスキンケアが重要です。
マスクをしたままの摩擦
長時間のマスク着用では、布と肌が擦れ合うことで角質が乱れ、メイクが部分的に剥がれてしまう現象もあります。摩擦を減らし、肌を守りながらメイクすることが大切です。
最強ベースメイクの土台作り ~スキンケア編~

メイク崩れを防ぐ秘訣は、まず肌の状態を整えること。最初のスキンケアで差がつきます。
1. しっかり保湿
湿気によるベタつきと乾燥の両方に対応するため、軽やかでありながら高い保湿力のある化粧水や美容液を使いましょう。セラミドやヒアルロン酸配合のものがおすすめです。
また、スキンケアの最後には乳液やクリームを薄く塗って肌の潤いを閉じ込めます。ベタつきが気になる方は、ジェルタイプの保湿剤も効果的です。
2. 肌の油分をコントロール
マスクによる蒸れを考慮し、スキンケア後は余分な油分をティッシュなどで優しく抑えましょう。これによりメイクの密着が良くなります。
ただし保湿は十分に行うことが大切ですので、油分と水分のバランスを意識してください。
3. 肌のバリアを整える
肌のキメを整え、乾燥や摩擦から守るために、ビタミンC誘導体やセラミドなどの肌バリアをサポートする成分を含むアイテムを取り入れるのもおすすめです。
化粧下地の選び方と使い方
スキンケアの次は、ベースメイクの仕上がりを左右する化粧下地です。正しい選び方と使い方でメイクの持ちを格段にアップさせましょう。
1. 下地の種類を理解する
下地には「皮脂吸着タイプ」「保湿タイプ」「スムースタイプ」などさまざまなタイプがあります。湿気対策には皮脂吸着タイプか、皮脂と水分のバランスをコントロールできるタイプがおすすめです。
一方で乾燥が強い季節は、しっとり保湿タイプを選んで肌の潤いをキープしましょう。
2. 適切な量と塗り方
少量ずつ指先に取り、顔全体にムラなく薄く伸ばすことがポイントです。厚塗りはヨレのもとになるため避けましょう。
とくにテカリが気になるTゾーンは丁寧に塗り込み、鼻やあごは薄めに調整します。
3. 仕上げのティッシュオフ
下地を塗った後、ティッシュで軽く押さえて余分な油分をオフすると、ファンデーションのノリがよくなります。
ファンデーションの選び方とテクニック

マスクでも崩れにくいベースメイクには、ファンデーションの選択と塗り方が不可欠です。
1. 軽くて密着力があるファンデーションを選ぶ
リキッド、クリーム、クッションタイプなど触感は様々ですが、マスク時代におすすめなのは薄づきで密着力が高いタイプです。重たいパウダーファンデは乾燥しやすくヨレやすいので注意が必要です。
また耐水性や耐皮脂性に優れた製品を選ぶと持ちが良くなります。
2. スポンジは水で湿らせて使う
スポンジを軽く湿らせてからファンデーションを取ると、ムラなく均一に塗れます。肌に密着しやすく、厚ぼったくならず自然な仕上がりに。
ポンポンと叩き込むように塗るのがポイントです。
3. 薄く重ねる
一度に厚塗りせず、必要な箇所に薄く重ねると立体感が出てメイク持ちもアップします。
特に鼻や口元など摩擦が発生しやすい部分は軽めの塗りが◎。
仕上げのパウダーとメイクキープ術
ファンデーションの後に仕上げのパウダーを活用することで、メイクの耐久性を高めて崩れにくくします。
1. ルースパウダーでふんわりと
ルース(散布)タイプのフェイスパウダーを、ブラシやパフで軽くのせるのがおすすめです。余分な油分を抑えながらも自然なツヤ感を残し、マスク内の蒸れにも強くなります。
フェイスラインや鼻周りなど皮脂が出やすい部分を中心に丁寧に塗りましょう。
2. メイクフィックスミストで密着度アップ
メイクの最後にミストを軽く吹きかけることで、ファンデーションとパウダーを肌にしっかり固定し、長時間の崩れを防止します。
乾燥やマスクによる摩擦によるメイク剥がれから肌を守る効果もあります。
3. メイク直しのポイント
長時間外出する際は、あぶら取り紙で皮脂を軽くオフした後、パウダーやミストでお直ししましょう。力を入れすぎず、優しく押さえることが大切です。
マスクをしていても美しいベースメイクをキープするためには、丁寧なスキンケアから始まり、下地やファンデーションの選択、適切な塗り方と仕上げが重要です。湿気によるべたつきや乾燥による粉吹きなど、相反する悩みに対応したテクニックを取り入れて、毎日快適で華やかな肌を楽しんでください。
ぜひ今日からご紹介した方法を取り入れて、マスク生活でも崩れ知らずのベースメイクを実践してみてくださいね。
まとめ
・スキンケアでしっかり保湿と肌バリアを整える
・脂分のコントロールでメイクの密着力アップ
・化粧下地は肌質と季節に合わせて選び、薄く丁寧に塗る
・ファンデーションは軽やかで密着力のあるものを選び、スポンジで薄く重ねる
・仕上げにルースパウダーとメイクフィックスミストを使用し、長時間の持ちを実現
・メイク直しは優しく皮脂をオフし、最低限のパウダーでお直しを行う
これらのポイントで、マスク生活でも美しい肌を持続させることができます。
ぜひ毎日のメイクに取り入れてみてください。
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