くすみ肌は顔全体を暗く見せ、疲れた印象を与えがちです。特にベースメイクだけでは補いきれない場合も多く、色選びやチークの入れ方を工夫することで、ワントーン明るく透明感のある肌に見せることが可能です。本記事では、くすみ肌を一気に明るく見せるための色選びのポイントと、血色感アップに欠かせないチークテクニックをご紹介します。日々のメイクの参考にしてみてください。
色選びの基本ポイント
まずはファンデーションや下地、チークカラーの色選びです。肌を明るく見せるには、自分の肌トーンやくすみタイプに合わせた色が重要。ここでは3つのポイントを押さえましょう。
ポイント1 タイプ別に選ぶ色味
くすみには大きく分けて「青み寄りのくすみ」「黄み寄りのくすみ」「灰色っぽいくすみ」があります。青み寄りのくすみには、イエロー寄りのベージュやオークル系を選ぶと血色が補われます。
黄み寄りのくすみの場合は、ピンクベージュやコーラル系を取り入れると透明感がアップ。灰色っぽいくすみは、暖色系を少し足すことで立体感と明るさが加わります。
自分のくすみタイプを鏡やスマホでチェックし、最適な色味を選びましょう。
ポイント2 肌トーンに合わせる
肌トーンは大きく「ブルーベース」「イエローベース」に分かれます。ブルーベースはピンク寄り、イエローベースはオレンジ寄りの色がなじみやすいです。
チークもベースも同じベーストーン内で色を選ぶと自然な仕上がりに。迷ったら、頬に軽く色をのせて肌との一体感を確かめてください。
オンラインで購入する際は、肌サンプルを店舗で比較するのがおすすめです。
ポイント3 青みや黄みを調整
肌が青白く見えるときは、イエローやコーラル系をほんの少し足して温かみを出すと生き生きとした印象に。逆に黄ぐすみが気になるときは、ソフトなラベンダー下地や青みピンクを使うとトーンアップ効果があります。
カラーコントロール下地を併用することで、肌悩みを補正しながら透明感を高めることが可能です。
肌全体のバランスを見ながら、微調整してみましょう。
血色感アップのチークテクニック
チークは顔に血色を与え、若々しい印象をつくる大切なアイテムです。入れる位置や塗り方で、ナチュラルにも華やかにも仕上がります。
テクニック1 位置と色の工夫
頬の高い位置にポンポンと軽くのせると、上向きのリフトアップ効果があります。フェイスライン寄りに入れるよりも、アップ方向に塗ることで肌が引き締まって見えます。
色は肌トーンに合わせて、ブルーベースならソフトピンク、イエローベースならコーラルオレンジがなじみやすいです。
ほほ骨の中心からこめかみに向かってぼかすように伸ばすのがポイントです。
テクニック2 グラデーションで自然に仕上げる
チークの中央を濃く、縁をやや薄くするグラデーション塗りで立体感を演出します。頬の内側に向かって色を残し、外側に向かってぼかすと自然な血色が生まれます。
パウダーチークの場合は指かブラシで重ね、フィット感を高めましょう。リキッドチークは手の甲で余分な液を調整してから、少量ずつのせるとムラなく仕上がります。
薄づきから徐々に濃さを足すことで、失敗を防げます。
テクニック3 リキッド&パウダーのコンビ使い
リキッドチークで内側にツヤを仕込み、その上からパウダーチークで色を固定すると持ちと立体感がアップします。リキッドのツヤ感がくすみを飛ばし、パウダーのベージュやコーラルが血色を補強。
手のひらでリキッドをなじませた後、チークブラシで軽く重ねると重たくならず、程よいマット感も楽しめます。
コントロールしやすいコンビ使いは、くすみ肌の味方です。
くすみ肌を明るく見せるツール活用
色選びやチークテクニックに加え、ベースメイクアイテムの使い方でさらに明るさを演出できます。
ベースメイクでトーンアップ
トーンアップ下地は透明感を出しながら肌色を均一に整える効果があります。微細パールやソフトフォーカス効果のあるアイテムを選ぶと、光を味方につけたような明るい肌に。
下地を薄く均一に伸ばし、気になる部分には重ねづけしてください。重ねても厚塗り感が出にくいテクスチャーが◎。
ファンデーションは薄づきのリキッドやクッションタイプで軽やかに仕上げましょう。
ハイライトの効果的な使い方
眉間、鼻筋、頬骨の高い位置、あご先にハイライトを入れると立体感がアップします。パール感が強すぎないものを選ぶと、自然なツヤに見えます。
ブラシや指でポンポンと軽くのせ、境目をしっかりぼかすことが大切。濡れたようなツヤ感を演出すると、肌全体が明るく見えます。
ハイライトの光がくすみを飛ばし、チークの色映えも良くなります。
カラーコントロール下地の選び方
くすみ打ち消しにはグリーン、血色アップにはピーチ、透明感にはラベンダーといったカラーコントロールを活用しましょう。
悩み別にポイント使いするのがおすすめ。頬やおでこなど、気になる部分だけに薄くのばすと自然に補正できます。
下地の上からファンデーションを重ねても色むらになりにくいアイテムを選んでください。
色持ちをよくする仕上げのコツ
どんなに美しく仕上げても、時間とともにくすみや色落ちが気になるものです。最後の仕上げで持続力を高めましょう。
フィックススプレーやパウダーでセッティング
メイクの最後にフィックススプレーを軽くひと吹きすると、チークやベースの色が長時間持続します。細かなミストがメイクを均一に固定。
フェイスパウダーで部分セッティングする場合は、透明感を損なわないルーセントタイプがおすすめです。
肌を触らずに仕上げられるアイテムで、くすみ再発を防ぎましょう。
ティッシュオフテクニック
テカリを抑えて色持ちを良くするには、ティッシュで軽く押さえる「ティッシュオフ」が有効です。特にTゾーンや頬の高い部分に有効。
余分な油分を取りながら、チークの発色を保てます。圧をかけすぎず、そっと押さえるのがコツです。
モイストタイプのティッシュを使うと、乾燥を防ぎつつ仕上がりがしっとりします。
日中のメイク直しポイント
持ち歩きに便利なミニチークとブラシを用意しておくと、外出先でも素早くリタッチできます。鏡を見ながら、色が抜けた部分に軽く重ねて。
ティントタイプのリップをチーク代わりに使うと、ナチュラルな血色感をキープできます。
こまめにチェックしつつ、自然なツヤと血色を保ちましょう。
まとめ
くすみ肌を一気に明るく見せるには、色選びの基本を押さえたうえでチークやベースメイクのテクニックを組み合わせることが大切です。肌タイプやトーンに合った色味、入れる位置や手法を工夫すれば、誰でも透明感のある血色肌を手に入れられます。
日中の仕上がりを長持ちさせるためには、フィックスアイテムやティッシュオフ、メイク直しのポイントも意識してください。
本日ご紹介したポイントをぜひ実践し、くすみを感じさせない明るい肌を楽しんでください。
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