メイクブラシは美しい仕上がりを叶えるための大切なアイテム。しかし、毎日の使用でファンデーションやチーク、アイシャドウの汚れが付着し、衛生面や発色にも影響を及ぼします。正しいお手入れを行えばブラシの寿命を延ばすだけでなく、肌トラブルを防ぎ、いつでもプロ級の美しい仕上がりを叶えることができます。本記事では、基本的なお手入れ方法から、用途別におすすめのブラシコレクションまで詳しくご紹介します。
ブラシお手入れの基本ステップ
ブラシを長持ちさせ、常に清潔な状態を保つために欠かせないのが「洗浄」と「乾燥」です。以下の手順を守って、負担をかけずにお手入れしましょう。
1. 専用クリーナーで優しく洗う
市販のブラシクリーナーや、低刺激性の固形石鹸を使って、毛先を中心に優しく泡立てます。チクチクせず、毛の流れに沿って洗うことで、カットされた毛の抜けや変形を防ぎます。
洗浄後はぬるま湯でしっかりすすぎ、石鹸残りがないように注意してください。
強くこすりすぎると毛先が傷むため、あくまで優しいタッチを心がけましょう。
2. 余分な水分をオフ
すすぎが終わったら、清潔なタオルやペーパータオルでブラシの根元から毛先に向かって押し当て、余分な水分を吸い取ります。毛が傷みにくく、乾燥時間を短縮できます。
ねじったり強く絞るのは避け、毛流れを乱さないように丁寧に水分をオフしてください。
このひと手間で毛の広がりやバサつきを防止できます。
3. 自然乾燥させる
通気性の良い場所にブラシを置き、毛先が下を向くようにして自然乾燥させます。直射日光や高温多湿の場所は避け、半日から一晩程度しっかり乾かします。
ブラシスタンドやカップを利用し、毛の形を整えながら乾燥させると、翌朝にもふんわりとした状態をキープできます。
完全に乾かさないと雑菌繁殖の原因になるので、乾燥時間はしっかり確保しましょう。
頻度ごとのお手入れ方法
ブラシのお手入れは使用頻度に応じて適切に行うことが大切です。ここでは「毎日」「週1回」「月1回」の3つのステップに分けて解説します。
毎日の拭き取りケア
メイクのたびに、アルコールフリーのクリーナーシートや専用ミストをブラシにシュッと吹きかけ、ティッシュで優しく拭き取ります。表面の粉や油分をリセットするだけで、色移りを防ぎ、タッチ感もキープできます。
特にクリーム製品を使った後は、適宜拭き取りケアを行うことで、次回も滑らかな描き心地を実感できます。
ショートブレイクや仕事の合間など、気づいたときにサッとケアしておきましょう。
週に一度の丸洗い
汚れがたまりやすいパウダーブラシやチークブラシは、週に一度は上記の「基本ステップ」でしっかり洗浄しましょう。毛の間に溜まった細かい粉や汚れが落ちると、発色もクリアになります。
洗浄後の乾燥をしっかり行えば、ブラシがふっくら戻り、肌触りも格段にアップします。
もし忙しい場合は、洗浄後にドライヤーの冷風を当てて乾かすと時間短縮にもなります。
月に一度の深層ケア
月に一度は、毛先から根元まで一度完全に分解するイメージで隅々まで丁寧にクリーニングします。クリーナーを多めに使い、ブラシのフェルトや金属部分も丁寧に拭き取ることで、長期的な清潔度が保たれます。
このタイミングで毛の傷みや抜け具合をチェックし、交換時期を把握しておくと安心です。
深層ケアと保管状態の見直しで、ブラシの寿命をグッと伸ばすことができます。
機能別おすすめブラシコレクション
用途に合わせて最適なブラシを選ぶことも、仕上がりの上質感を左右します。ここでは3つの用途別におすすめのタイプをご紹介します。
極細アイシャドウブラシ
まぶたのキワや目尻の細かいラインを描くのに最適な極細タイプ。密度の高い毛質で色の粉飛びが少なく、グラデーションも自在にコントロールできます。
リキッドアイシャドウやクリームアイシャドウにも対応できる耐水性の高いナイロン毛を選ぶと、洗っても形が崩れにくく便利です。
目元の印象を自在に操りたい方にぜひおすすめです。
丸型パウダーブラシ
フェイスパウダーやチークに最適な、ふんわり丸型のブラシ。柔らかく広い範囲をムラなくカバーし、ナチュラルな仕上がりを実現します。
天然毛(ヤギ毛やイタチ毛)は粉含みが良く、肌当たりも優しいため、乾燥肌や敏感肌の方にも使いやすいのがポイントです。
顔全体のトーンアップやシェーディングにも活躍してくれます。
斜めカットアイブロウブラシ
眉尻や輪郭をシャープに描きたい方には、斜めカットのアイブロウブラシがマストアイテム。粉含みと密度のバランスが良く、自然なぼかしが簡単に行えます。
人工毛を軸にしたウォータープルーフ仕様なら、汗や皮脂にも強く、一日中美しい眉をキープできます。
アイブロウペンシルやパウダーとの相性も抜群です。
長持ちのコツと保管方法
正しいお手入れと併せて重要なのが「保管方法」。ブラシを長く愛用するためのポイントをおさらいしましょう。
直立保管で形をキープ
ブラシスタンドや専用ケースに毛先を上にして立てて保管すると、型崩れを防ぎながら通気性も確保できます。
毛が寝てしまうと洗浄後の形状復元が難しくなるので、使わないときも直立が理想です。
キャップ付きタイプはホコリを防ぎますが、湿気がこもらないよう定期的に蓋を外しましょう。
アルコールや油分を避ける
保管場所は化粧台まわりのスプレー類やオイル類から離し、なるべく乾燥した環境を選びましょう。
アルコールや油分が付着すると毛質が劣化しやすく、毛抜けや変色の原因になります。
収納ボックス内は定期的に拭き掃除を行うと安心です。
ブラシ同士の摩擦を防ぐ
毛先どうしが擦れ合うと毛羽立ちや抜けの原因に。ケース内でぶつからないよう、間に仕切りを設けるか、ブラシキャップやチューブを装着しておくと安心です。
移動時には専用ポーチに入れて保護すれば、出張先でも安心して持ち運べます。
定期的な点検と小まめなケアが、ブラシを長く美しく使い続ける秘訣です。
まとめ
メイクブラシは正しいお手入れと収納を行うことで、そのパフォーマンスを長期間キープできます。毎日の拭き取り、週1回の丸洗い、月1回の深層ケアを欠かさず行い、用途に合ったブラシを選ぶことで、仕上がりのクオリティもアップします。
さらに、直立保管やホコリ・油分対策を徹底すれば、ブラシの寿命を格段に延ばすことが可能です。メイクブラシをいつも清潔に保ち、プロのような美しい仕上がりを楽しんでください。
株式会社IMYのGratiaアイブロウペンシル&ブラシは、極細芯と折れにくい耐久設計で、まゆ毛の輪郭や1本1本を繊細に描き足せる優秀アイテムです。ナチュラルな仕上がりを長時間キープできるので、ぜひメイクブラシのお手入れと合わせてお試しください。